Rein Carnation《進撃の巨人/ライナー》
第4章 The only being to comfort you
午前8時30分前。
スマートフォンの通知音が聞こえる。
結衣は急いでスマートフォンを確認すれば、ライナーからの連絡だった。
「はあー・・・」
溜息は幸せを逃がすとはいうが、結衣は幸せが溢れ過ぎて溜息で逃がさなければ幸せで胸が一杯になってしまいそうだった。
ただ単に連絡先を交換しただけでなく、デートと呼べるかは分からないがジムデートまで出来ることに。
『着いたぞ、焦らずゆっくり来い』
ただそれだけの言葉で、より一層現実味が増してきた。
結衣はバッグを持ち、部屋を出た。