第11章 新しい筆のおろし方04 /口づけの意味05
「葵、夜おいで」
「えっ今日も?最近一緒に寝てるけど家康疲れちゃわない?」
「葵は俺と一緒に寝ると疲れるの?」
「ううん、私はゆっくり眠れるよ。」
「おれもそう。葵は体温高いから温かくていいんだ。疲れている時ほどいいでしょ?」
「う、ん、わかった。」
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「もう少しかかるから先に寝てていいよ」
「無理しないでね。寒がりな家康さんの為に褥を温めておいてあげましょう~」
にこにこと可愛いことをいいながら離れていく身体を引き寄せ
「ありがと。葵から口づけして、おやすみの」
「えっ」
「もう口づけは覚えたでしょ?自分からできるようにならないとね。ほらっ早く」
「…じゃあ目をつぶって?」
「ん」