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イケメン戦国~IFな小噺(家康only)~

第5章 アクシデントの活かし方(蘭丸BD)/口づけの意味02 〈完〉


「葵が従者をつけるのを納得する代わりに
自分でも身を守れるようになりたいと譲らんのでな
蘭丸に簡単な護身術をお教えるように命じたのだ」

「その練習をしていたんですよ。ねっ葵様」

信長様と蘭丸君が先ほどの説明をしてくれる

「うん…」

蘭丸君のずっと背中を優しくなでてくれている手が温かい


「そこで教えるものを、葵に選ばせることにした。葵、だれに教わりたい?」


えっ?
なにそれ?


突然の事に勢いよく顔をあげると
全員の目線が自分に集中していることに驚いた



ええと…
秀吉さんだと、危ないことはしなくていいって教えてくれなそう
光秀さんは、絶対意地悪するよね
政宗は、からかってるくだろうし…
家康さんには、もう迷惑かけたくないし
三成くんは、秀吉さんと一緒でちゃんと教えてくれなそう


…やっぱり蘭丸君が良い
さっきもお願いしていたし

「私は蘭丸くんに教えてもらいたいです」


「やった!葵様!選んでくれてありがとう!
一緒に頑張ろーね!」

ぎゅっと抱きしめられ、全身で喜びを表現してくれる
そんな蘭丸君を見て先ほどまでの沈んだ気持ちが薄れ、
笑顔になっているのが分かる

「うん!よろしくお願いします!」

蘭丸君となら楽しく学べそう
これで皆に迷惑をかけることが減るといいな
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