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【黒子のバスケ】ブルーな愛情

第5章 透明少年と本


HRが終わり、放課後になった。
今日の放課後は係ごとに体育祭の打ち合わせがある。
私は係の中でも比較的楽そうな保健係になった。
当日に怪我人の手当てをするだけの係。

ちなみに係の中で一番辛いのは男子のみで結成される応援団。
練習は多いし厳しいし、9月にあの長袖学ランは暑そう。
まあその分目立つんだけどね。

目立つのが好きな真雪は応援団やりたいって言ってた。
すかさず、あんた女子でしょってツッコミましたよ。


仕事の少ない保健係なだけあって打ち合わせもさっさと終わった。
先生から配られた当日のシフトを眺めて、自分の名前を探す。


「午後から係かぁ。一緒になる人は…」

「僕です」


…今日は彼とよく出会う運命なのか?
そんなことを思いながら椅子を引いて後ろを向く。


「黒子くんも保健係だったんだね」

「はい、よろしくお願いします」

「よろしくね」


微笑を浮かべた穏やかな彼に微笑み返す。
良いシフトにしてくれた先生、本当にありがとう…!
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