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【黒子のバスケ】ブルーな愛情

第2章 夏休み





夏休みもこの間始まったと思ったのにもう一週間しか残っていなかった。
休み明け直前に宿題が終わってないと喚く学生は多いだろうが、私は7月中に全て終わらせた。

昔から勉強に困ったことはないのだ。
自分でもどうしてこんなに早く宿題が終わるのか不思議だった。

だけど、今思うと休み明け直前に喚く幼馴染みのためだったのかもしれない。


「毎年大輝の宿題を手伝うのが夏の終わりの定番だったよなぁ…」


それも今年で終わりかな。

一つ大きく伸びをし、暇だし漫画でも読もうかとベッドから起きあがると、ケータイがなった。


「さつきから…?電話してくるなんて珍しいな」


電話の相手はさつきだった。
どうしたのかと思いながら電話に出る。


『瑠衣!いま暇!?』

「え、まあ暇だけど」

『お願い!助けて~!』

「…はあ?」


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