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【 NARUTO 】18禁 記憶喪失

第1章 記憶喪失


そして私に耳元で
小さく呟くのだ。

「記憶さ、戻ったよ。
やってるときに。だから今のは俺に意地悪した罰。」

「え、えぇ!?嘘、え、…本当に?」
前のめりになる私に
彼は悪戯した子供のようにニッコリ笑った。

「うん、思い出したから。
…で?
何で言わなかった?」

ゆっくり息を吐いて、
私をみている。
ピリッと緊張が走った。

「…私が無理して付き合ってもらってたから、嫌がると思ったの。無理強いをしたくなかったの。」


「いや、記憶なくても
嫌がらなかったと思うよ。

それに俺は無理して付き合ったことないよ。一度も。

告白された時だって
嫌じゃなかったからね。自分の気持ちに気がついてなかっただけだよ、俺が。

それに泣くほど好きなら
ぶつかってこいよ。ばか。
ちゃんと言えよ。」

ハイハイ、すみませんねーと
可愛くない返事を返して
カカシに背を向けた。

「恐かったの…一番の理由はそれ。」

「そっか…。悪かったな。嫌な思いさせて。」

ギュッと背後から抱きしめられて、私は居心地が良くて目を閉じた。
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