Little lieR【イケヴァン◆ifイベ原作】
第15章 ImmoralitY END Ⅱ(背徳END・★)
「っ………私・・・私も二人を愛してる。
本当は死ぬことがとても怖い」
「なら咬んでくれねえか。………さあ」
レオはぐいっと抱き寄せると、首元を晒す。
誘われるままに、牙を突き立てた。
「っ………!」
痛みが走ったのは直後だけで。
その後は、甘い甘い痺れが全身を駆け巡って。
首元に唇を寄せる彼女を見つめて、フィンの胸に黒雲が立ち込める。
「ねぇ………、俺は仲間外れ?」
レオの首元から唇を離した直後、今度は彼に抱き寄せられる。
「そんなつもりじゃ! ひっ………あぅっ!」
その腕の力強さにときめく隙も与えられぬまま、強く胸を掴まれた。
「俺のことも咬んで。それから………もっとあなたに触れていたい」
「えぇ………。」
彼の首元にも顔を埋め、吸血する。
そんな彼女の髪を愛おしそうに撫で、強く抱きしめた。
その間も、レオは豊かな胸に吸いついて。
「やっ私ばっかり………!ずるいっ………」
恥じて顔を隠そうとすると、指先を絡め合うようにして握られる。
「あんたの感じてる顔………、たまらねえな」
彼女の背に回り込んだレオが、耳朶を柔く噛みながら囁く。
それだけで、甘い痺れが全身を走り抜けて。
左の胸をレオに、右の胸をフィンに同時に愛されながら
レフィリアはひっきりなしに甘い悲鳴を上げる。
「んんっ! あっ・・・あぁ………!」
「レフィリア………、キスをしよう」
胸から唇を離したフィンに、口を吸われる。
「んっ、ふっ・・・ぅ………っ!」
舌先で歯列をこじ開けられ、絡め取られて。
どうしようもなく心地よくて
身体が二人から絶えず与えられる熱に染まっていくのがわかる。