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*甘い鎖*【R18】

第2章 ***








「…おいで」

散々アソコを慣らされた後…
避妊具を着けた九条さんに手を取られ、彼の膝の上に乗せられた。
ゆっくり腰を下ろせば、少しずつ私の中に入ってくる彼のモノ。
たっぷり慣らされたはずなのに、大き過ぎるソレを受け入れるのはいつもひと苦労で…


「…大丈夫?」

「はい……、でもまだ…」

「解ってるよ…すぐには動かないから」

そう言う彼は私と違い、やっぱり余裕綽々な顔。
いつも最後はちゃんとイってくれるが、私だけ気持ち良くなっているんじゃないかと不安になる。
経験の差はどうにもならないので、仕方がないと解ってはいるけれど。


「…どうしたの?」

「…え…?」

「なんか浮かない顔してるけど」

「……、」

私の心の内を読んだようにそう声を掛けてくる九条さん。
でも本当の事なんて聞けない…
「私とのH、気持ち良くないですか?」なんて…


「い、いえ…何でも…」

「…嘘だね」

「っ…」

「気になる事があるならちゃんと話してごらん?僕に遠慮なんかしなくていいから」

「…九条さん……」

(うぅ…どうしよ…)

きっと話すまでは解放してもらえない…彼はそういう人だ。
私は意を決して恐る恐る口を開いた。


「そ、その……九条さんはいつもちゃんと気持ち良くなってくれてるのかなって…」

「…え?」

「いつも余裕たっぷりだし……あ、解ってはいるんです、私がH上手くない事は…。だから何だか申し訳なくて…」

「………」

正直に打ち明ければ、彼はひどく驚いたように目を丸くさせる。
やはり呆れられてしまったのだろうか…



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