第6章 その女中、万能
エ「シエルに会いたくて内緒で飛び出して来ちゃった♡」
ずーっとすりすりしながら話してる…
シ「内緒で?お前は何を考えて……」
『コソあのセバスチャンさんあの方は一体…?』
セ「エリザベス様は坊ちゃんの許嫁です」
バ・メ・フィ「い…許嫁ぇぇ!?」
エリザベス嬢は公爵令嬢でいらっしゃいましたか…
なるほど、貴族の妻は貴族か…
下らない決まりね…
エ「シエルー♡見てみてサルーン(広間)もかわいくなったでしょ♡♡
あっ
そうだ☆
ねぇシエルせっかくこんなに素敵になったんだから今日はダンスパーティーをしましょうよ!!!
フィアンセのエスコートでダンスをするの!♡♡」
シ「な…っ」
心なしか坊ちゃんの顔がひきつった気が…
『ダンスですか…』
エ「あたしの選んだ服を着てねシエルッ
絶対かわいいと思うの~っ♡」
_____________……………
ぐったり。
はぁ…
なんとも弾丸のような方だった
あ
坊ちゃんも、疲れきってる
セ「婚約者を無下に追い返すこともできませんし仕方ありませんね」