第5章 その女中、有能
シ「ところでクラウス例の品だが」
ク「ああ。約束通り持ってきた」
そう言ってクラウス様は四角い箱?のようなものを取り出した
ク「君が欲しがっていたゲームだ。手に入れるのに苦労したよ」
シ「ふん。苦労ね。朝からやたら強調するな」
ク「そりゃそうさ。苦労に見合う「こ褒美」をくれる物だろう?」
シ「ご褒美に見合うゲームならいいがな。この前のもさして面白くなかった
ク「やれやれ。どうせまたすぐに次をよこせと言うんだろう?」
シ「そう。ぼくはゲームに貪欲だ」
シエル坊ちゃんの笑顔が黒い
『お話中失礼します』
セ「晩餐の準備が整いましたのでお持ちいました」