第5章 その女中、有能
セ「すぐに晩餐の用意を致しますのでどうぞ中庭へ」
ク「中庭?」
セ「この度のご苦労に見合うおもてなしを申し使っております。お気に召していただければ幸いです」
そう言いながらセバスチャンが中庭への扉を開いた
ギィィ
『どうぞおくつろぎ下さい』
中庭にはティナが見よう見まねで作った石庭が広がっている
ク「おお…!」
『日本に伝わるストーンガーデンと申します。どうぞこちらへ』
セ「失礼します」
コポポ
流れるような作業でセバスチャンがクラウス様を席まで案内してお茶を入れた。
ク「お茶まで日本風か凝り性だな君も」
そして何故かニヤニヤしているシエル坊ちゃん←