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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第2章 アボカド


寝室で布団をかぶせていると、相葉さんがタオルに巻いたアイスノンを持ってきた。
それを大野さんの目の上に乗せて、俺達は目を合わせてため息を付いた。

「どうする…?松潤…」
「ん…ほっとけねえだろ…こんな状態で一人にできないよ…」
「だよね…じゃ、今日泊まろうか」
「うん」

すっかり酔いの冷めた相葉さんは、キョロキョロと周りを見渡した。

「でも他に寝るとこなさそうだね」
「隣で寝かせてもらう?このベッドでかいし」
「そだね」

ほんと、悪いんだけどクローゼットからスエットを拝借して、風呂も拝借して…
俺たちはその夜、大野さんを挟んで川の字で寝ることになってしまった。

なんとかふたりとも準備を終えてベッドに入る頃には、もう深夜の4時を過ぎていた。

「遅くなっちゃったね…」
「ああ…あ、マネージャーに迎え、変わったこと伝えないと」
「そうだね。ここから出たほうがゆっくりできるね」

とりあえずの連絡を相葉さんがまとめてしてくれることになって、ベッド際に座りながらメールを打ってくれた。

その間に俺は大野さんの隣にもぐりこんで、ベストポジションを探していた。

「…じゅん…」

小さく大野さんがつぶやく声が聞こえた。

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