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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第2章 アボカド


よりによって、同じグループの…しかも男である翔くんとくっついちゃったって知ったら…

落ち込むだろうな…
傷つくだろうな…

「ま、俺たちがフォローしようよ…」
「うん…でも難しいね。まちじゅん…」
「…だな…」

二人の恋路?を邪魔したくはない。
だけど、大野さんの気持ちも守りたい。

ぐずぐずしてた相葉さんが、本格的に泣き出した。

「もお…泣くなよ…」
「だってぇ…」

泣き声が大野さんに聞こえちゃうな…
しょうがないからちょっとだけ頭を抱き寄せたら、相葉さんは俺の胸に飛び込んできた。

「…もお…しょうがねえなあ…」

まあ、相葉さんのいいとこでもあるんだよな。
こうやって、人の気持ちになっちゃうとこ…

すんすん言ってる相葉さんの背中を擦っていたら、大野さんがムクリと起き上がった。

「にゃにしてるのお~?」

にへらっと笑うと、小首をかしげた。

「え…えっと、相葉さん疲れてるんだって」
「しょおなのおお?」
「そ、そう!そうなの!」
「じゃあ、俺が抱っこしてあげる~おいで?」

そう言って、にっこりと笑って腕を広げた。

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