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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第7章 ショコラ scene5


食べ終わって、雅紀がコーヒーを淹れてくれた。

「しかし…間に合って良かったです…」

雅紀がちかちゃん猫と遊んでいる姿を見て、幸雄さんがほっと息を吐いた。

「本当に…ありがとうございました…」
「いえ…今回は父も母も動けず、本当にすいませんでした」
「あっ…そういえば、行長先生や奥さまは大丈夫ですか?」
「ええ。少し疲れたそうですが、体調は問題ないようですよ?」

そう言って、スマホを見せてくれた。
おちゃめに写真に映る、行長先生の画像が出ていた。

「ぶっ…」

笑っていたら、ちかちゃん猫が幸雄さんの膝に乗ってきた。

「おお…なんか、懐きましたね…」
「ちゅーる、そんなに美味しかったのかな…」

幸雄さんが頭を撫でてやると、膝の上で丸まってしまった。

「やー…子猫は元気だねえ…」

雅紀も戻ってきて、ダイニングの椅子に腰掛けた。

「あっ…今日、打ち合わせ…」

チーフが焦ってタブレットを取り出した。

「おまえらが戻ったんだから、俺は事務所戻るからな」
「ああ…うん」
「今日は一日、休んでいいから…っと、櫻井」
「ん?」
「今日は、無茶すんなよ?しっかり休めよ?相葉もな?」

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