• テキストサイズ

カラフルⅤ【気象系BL小説】

第2章 アボカド


しばらく飲みながら話していると、大野さんがうとうとしだした。
まあいつもなら寝てる時間らしいから無理もない。
つか、じーさんかよ…はええんだよ、寝るの…

「あらあ…おーちゃん?おーちゃあん?」

相葉さんが大野さんを揺さぶってるが、なんか可哀想なので止めておいた。

「やめなって。寝かせてあげなよ」
「ええ~?だって、家主が寝ちゃったら、帰らなきゃじゃん…」
「いいじゃん、もう飲んだでしょ?帰ろうよ」
「ええ~…」

まだ飲み足りないのか、相葉さんは不満げで。

「わかったよ…付き合うから…」
「あっ…」

シュバババと相葉さんが俺に近づいてきた。

「うわ、近っ…近いって…」

真顔が目の前にきて、思わず体を引いた。

「付き合うといえばさ。まちじゅん。ねえ…」
「な、なんだよ…」

ソファに座ってたんだけど、テーブルが遠いからみんなで床に座ってたんだが、とうとうソファまで追い詰められた。

「俺、見ちゃったんだよね…」
「な、なにを?」

ちょっと近い相葉さんの顔が、深刻なものになった。

「どうしたんだよ?」
「うう~ん…」

散々悩んだ挙げ句、相葉さんはスマホを手に取った。
操作をして、俺に差し出してきたその画面には、衝撃的なものが写っていた。

/ 514ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp