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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第2章 アボカド


天然ふたりはまだ何かを決めなければいけないらしい。
早く帰って休めばいいのに。

そう思っていたら、スタッフさんが呼びに来て俺は会場に戻った。
打ち合わせが終わって戻ると、もう楽屋はシンとしていた。
さすがにもうあの二人も帰ったか。

「松本、車もう用意できてるから…」
「ああ。すぐ行く」

スマホを取り出してチェックだけしようと開いた。
そしたらラインが来てた。

「ん…?」

嵐のグループラインに不穏なお知らせが来てる。

「なあにやってんだよ…」

あの天然スイーツ部の二人は、今飲んでいるらしい。
翔くんとニノは、疲れているからと断っていた。

「え。ああ…大野さんちで飲んでるのか…」

宅飲みなら、まあ…行ってもいいかな。
コンサートでもないから、そんなに俺もやることもないし。
明日は夕方からの回だから、そんなに早くもない。
それを見越して今日飲んでるんだろう。

「ねえ、マネージャー。大野さんちに行き先変更ね」


30分後、大野さんの住むマンションの前についた。
買い出しの必要はないとのことで、そのまま手ぶらできてしまった。

部屋に入ると、もうすでに二人は出来上がっていた。
おいおい…飲みすぎ…

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