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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第2章 アボカド


今日もスイーツ部は活動をしている。

「ねえねえ!リーダー…これ、よくない?」
「ん~…?あ、いいねえ…」

わくわく学校の東京。
リハーサルも終わって、もう帰るだけだ。
明日と明後日の本番を終えたら、今年のわく学は終了。

もう大阪で公演を終えているから、東京のリハーサルは順調に終わって、ちょっと巻き気味で終わった。

楽屋に戻ってきて帰りの準備をしていると、スイーツ部は部活を始めたようだ。
楽屋のテーブルに雑誌を広げて、スイーツの物色をしている。

「次のツアーのときは、ここからお取り寄せしてもらいたいね!」
「むふむふ」

よく喋る相葉さんと、相槌だけの大野さん。
だけど、この二人は天然で。
傍から見たら通じていない会話も、本人同士では通じているようだ。

「じゃあ、私お先に…」
「ああ、おつかれ。ニノ」

俺はまだスタッフさんと打ち合わせがあったから、ソファに座ったまま挨拶をした。

「じゃあ俺も…お疲れ。明日もよろしく」
「お疲れ」

翔くんも立ち上がると、ニノの後を追うように楽屋を出ていった。

「あ。もうみんな帰っちゃう。リーダー、明日のスイーツ…」
「ああうん…」

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