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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第6章 ビリジアン withあにゃ


「おっはよ~っ!」
「おはよ。相葉くん、誕生日おめでとう」

ドームの楽屋のドアを開くと、真っ先に翔ちゃんが声を掛けてくれた。

「ありがと!翔ちゃん!」

日付が変わった時にメールはもらったけど、ちゃんと律儀に顔見て言ってくれるのは、さすが翔ちゃんだ。

「これで、一ヶ月だけ同い年だな~」
「だね~。よろしくお願いします!」
「ぶっ…なんだよ、それ」
「相葉さん、おめでと~」

ニノはゲーム機から目を離さずに、おざなりに言ってくれる。

「ちょっとぉ!テキトー!」
「1回メールで言ったからいいじゃん」
「あ~、相葉くん、おめでとー」

いつも朝は不機嫌な松潤も、機嫌はまあまあっぽくて。


よしよし。

ちゃんとみんな揃ってる。

そのために、ちょっと遅く来たんだもんね。


俺は楽屋の一番奥でスマホを弄ってる智に、目を向けた。

智は下を向いたまま、チラッチラッと俺に視線を向ける。


ホントに、やるの…?

そう言ってるみたいに。


やるに決まってんじゃん!


俺はニコッと笑うと。

そのまま智の元に走った。



「おっはよ~っ!ダーリンっ♡」

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