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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第6章 ビリジアン withあにゃ


楽屋の空気が、凍り付いた。

ぎゅーっと抱きつくと、おずおずと背中に腕が回ってくる。

「お、おはよ…は、ハニー…」

ちっちゃい声だったけど、ちゃんと言ってくれた。

「んふふっ…ダーリン、今日もカッコいい♡」
「は、ハニーも…今日もかわいいよ…」

ほっぺたにちゅって音を立ててキスをすると、真っ赤になる。

「ちょっと…なに…?」
「…どういうこと…?」
「…まさか…」

びっくり顔で固まった3人に、俺は笑顔を向けた。

「俺と智、付き合ってるから」





『誕生日…智が、欲しい』
『…へっ…?俺って…なに?どういうこと…?』
『ちゃんと、俺と付き合って?』
『ちゃんとって…え?今、俺たち付き合ってんじゃないの?』
『だって、俺、好きだって言ってもらってないもん』
『う…それは…』
『だから、ね…?』


みんなの前で

ちゃんと宣言して?


智は、俺のもんだってこと



それが、一番俺の欲しいもの




「お、おめでとう…」
「ありがと、翔ちゃん。ニノも松潤も、認めてくれるよね?」
「あ…う、うん…」
「おめでと…」
「ふふふっ…よかったね~、智っ!これで堂々といちゃいちゃできるねっ!」
「う…うん…」

戸惑った顔した智を、力一杯抱き締めた。

「大好きだよ、智♡」






これで

永遠におれのものだよ?







【END】
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