第6章 ビリジアン withあにゃ
「はっ…あ、ぁっ…やぁぁっ…」
ぽたぽたって。
智の汗が雨のように降ってくる。
「おまえ、すごいっ…」
押し出した声は、切迫つまってて。
前も後ろも、ジンジン痺れて。
ついでに頭も痺れてて。
「あ、ぁっ…智っ…さとしいっ…」
「雅紀っ…も、イクっ…」
激しく揺さぶられて。
「あ、あ…もうっ…だめぇっ…」
「…っく…雅紀っ…」
トドメを刺すみたいに最奥を抉られた瞬間、頭ん中真っ白になって。
智の熱を感じながら、自分の手を濡らした。
「はっ…は、ぁっ…」
激しく息を乱しながら、智がどさりと倒れてきた。
受け止めると、また子どもみたいにむぎゅっと抱きつく。
「やべぇ…むちゃくちゃ気持ちよかった…」
「…ほんと…?」
「うん。今までのセックス、吹っ飛ぶくらい」
「マジかぁ…うへへっ…」
その言葉が嬉しくって、つい笑っちゃうと。
コツンとおでこを合わせてきた。
間近で見た瞳には、もう闇は見えない。
「雅紀…」
「ん…?」
「雅紀…雅紀…」
「な、なんだよぉ…」
「なんでもない。呼んでみたかっただけっ…」
そう言って、またぎゅーっと強く抱き締められる。
「ちょっ…く、苦しいよぉっ…」
「ちょっと我慢しろ」
「えーっ!?なんでぇっ!?」
「いいから」
ちょっと
いや、だいぶ苦しかったけど
スゴく幸せだった