第6章 ビリジアン withあにゃ
「だめ?」
「ううん…欲しい…」
「…優しく、するからね…?」
俺が頷くと、今度は唇に優しいキスをくれた。
そうして起き上がって、ベッドの上に放り投げてあったコンドームを手に取る。
「俺に、やらせて?」
俺は素早く起き上がると、パッケージを破ろうとした手を掴んで、それを奪い取った。
智のそこは、もう準備万端って感じでピンと天を向いてそそり勃ってて。
なんだか嬉しくって、その先っぽをペロッと舐めてみた。
智の味がした。
「あっ…ダメだって…」
智が、俺の肩をぎゅっと掴む。
「だって…スゴく愛おしいんだもん」
根元を掴んで、もう一回ペロッと舐めると、肩に置いた手に力が入って。
見上げたら、欲情に濡れた眼差しで、俺をまっすぐに見下ろしてた。
「雅紀…着けて…?」
一度は収まったアソコに、またぎゅーっと血が集まってくる。
…欲しい…
智が、欲しい
「うん…」
ゴムを取り出して、くるくるっと着けてやると、智はローションを自分でそこに垂らして、何度か上下に擦って。
それから、ちょっと乱暴に俺をマットレスに押し倒した。
「智っ…」