第6章 ビリジアン withあにゃ
ベッドに戻ると、ポンと枕元にローションとゴムの入ってる箱を投げた。
「……」
「なんだよ。見てないんだろ?」
「み、見てない…」
でも顔真っ赤だけど…
手の隙間から見える頬も、耳まで真っ赤だった。
「じゃあそのまんま、目瞑ってな」
「え?」
マットレスに横たわる雅紀の上に馬乗りになった。
「さっ…智…」
「ん?」
「その…あの…」
「なんだよ」
「…当たってます…」
「なにが」
「その…えっと…」
首まで真っ赤になってきた。
「…かわいい…」
「は?」
「なんでもない…で、何が当たってるって?」
「そっ…それは…」
なんだが汗もすごいし、体温がすごい高い。
はだけたシャツの隙間から手を入れて、脇腹を触ったら、飛び上がった。
「ひゃあっ…」
その拍子に、手が外れて。
ばっちり真っ赤になった雅紀と目が合った。
「あっ…うぇっ…その…」
「なんだよ」
「なんで……勃ってるの……」
雅紀の腹に、俺の元気になったモノが当たってた。
「勃起しちゃ悪いのかよ」
「いっ…いやっ…だってぇっ…」
「なんだよ」
「…おっきいんだもん…」
こいつ…すけべか。
ああ…スケベだったな。
忘れてた。