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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第6章 ビリジアン withあにゃ


ぼすっと俺の隣に飛び乗ると、布団に潜り込んできた。

「寒いね~…」

マットレスに座ってる俺の腰に抱きついてきた。

「ふふ…智、温かい…」
「何いってんだよ…」

雅紀のほうが…何倍も…

犬みたいで、頭を思わず撫でてしまった。

「んふ…気持ちいい…」
「そっか…」

ふと、雅紀が顔を上げた。

暗闇の中でもきらきら光る眼で、俺のこと見上げた。

「…もっと、気持ちよくしてやろうか…?」
「えっ…!?」

みるみる真っ赤になった。

「な、な、何いってんの…」
「だって…この前、気持ちよくなかったろ?」
「い、いや、いいから…」
「遠慮すんなよ」

俺も布団に潜り込んで、雅紀の上にのしかかった。

「やっ…えっ…ちょっとまってっ…」

また逃げようとするから、手首を掴んでマットレスに押し付けた。

「…もう…酷いこと…しないから…」
「おーちゃん…」
「抱いて…いい…?」

真っ赤になったかと思ったら、今度はすごい汗をかき出して焦ってる。

それに構わずじーっと見てたら、ますます慌てて面白かった。

「ぶっ…」
「あっ…なんで笑うの!?」
「いや…別に…」
「酷いっ…もおっ…」

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