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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第6章 ビリジアン withあにゃ


side A



体が真っ二つに切り裂かれたかと思うほどの

痛みと衝撃



「雅紀っ…力、抜けっ…」

苛立った声が聞こえたけど。

「だってっ…ああっ…わかんないっ…」

激しい痛みに、体のコントロールなんて出来ない。



男同士のセックスのやり方なら、知ってた

智が、そういうことしてるんだろうなって想像もしてた

でも、まさかそれが自分の身に降りかかるなんて思ってなくて


心の準備なんて、出来てるわけもなくて


待ってって言ったのに、止まってくんなくて


もう

わけわかんない



「…っく…力抜けって…!」

怒った声で言われても、どうしたらいいのかわかんない。

擦れ合った場所からは、激しい痛みだけが生まれて。

体が勝手に強張った。

「やっ…さとっ…待っ、て…」

止まって欲しくて、腕を掴んだ手にぎゅうっと力を籠めた。

その瞬間、その手を振り払われて。

手首を取られ、強くシーツに押し付けられた。

智の手が、物凄い力で俺の手首を抑えつける。

「痛っ…」

一瞬、そっちの痛みに気を取られて。

下半身の力が抜けた。



最奥を

智が突き刺した


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