第6章 ビリジアン withあにゃ
俺を見つめる目は、キラキラ光って、ガラス玉みたいだった。
「雅紀っ」
衝動が起こった
「えっ…」
雅紀の腕を掴むと、立ち上がらせてマットレスに引き倒した。
「じゃあ、俺が初めてなんだな?」
馬乗りになりながら、雅紀を見下ろした。
「え…?」
呆然と俺を見上げる目を閉じさせた。
「男は俺が初めてなんだな?」
そんな目で俺を見るな。
「うん…はじめてだよ…?」
瞼を閉じていた手を外すと、すぐに雅紀から降りた。
「智…?」
ベッドから降りて、クローゼットからローションとゴムの箱を取り出した。
起き上がってこっちを見てた雅紀を、またマットレスに突き飛ばすと、足を開いて強引にそこに手を突っ込んだ。
「ま、待ってっ…智っ…」
「なんだよ」
慌ててその手を引き剥がそうとしてるけど、それを払い除けてローションを手に出した。
そのまま、股の間に手を入れた。
「足、開けよ。触れねーだろ」
「待ってっ…待ってもお…」
遂に泣き出した。
「は…?なんで泣くんだよ」
「だって…待って…お願い…」
女みたいに、心の準備が必要なのか?
別に孕むわけでもないのに。
「いいから、足開けよ」