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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第6章 ビリジアン withあにゃ


俺の声を聞いて、雅紀の動きが早くなった。
嬉しそうに、俺を舐め回す舌の動きに思わず腰が揺れる。

「んっ…う…」

口の奥まで俺を咥えこんで、苦しそうにしてるのに。
なのになんで、そんな顔できるんだ。

「雅紀…」

名前を呼ぶと、もっと嬉しそうな顔をする。

「雅紀、もっと…」

もっと強く。
もっともっと強く。

裏筋を舐め回して、吸い上げて。
俺を搾り取る勢いで、飲み込む。

「くっ…ぁ…」

こらえきれず、口の中にぶっ放した。
妙に興奮してるから、いつもよりもずいぶん早い。

でも、気持ちよくて堪らなかった。

「ぐっ…んっ…う…」

苦しそうに呻く雅紀の頭を押さえ込んで、離さない。

「全部飲めよ…?」

出し切るまで離してなんかやるもんか。

「ん……」

ごくりと飲み込む音が聞こえた。

「雅紀…」

押さえ込んでいた手を外すと、顔を上げた。

「初めてじゃないの?」
「え…?」
「そんなもの飲み込むなんて…」

軽蔑したように言うと、また泣きそうな顔をした。

「違う…智のだから、俺…」

だらりと白い液体を唇につけたままで俺をまっすぐ見上げた。

卑猥な顔してるのに、口から出てくる言葉は純情で。

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