第6章 ビリジアン withあにゃ
雅紀の目を見ながら、服を脱ぎ捨てた。
「脱げよ」
全部脱ぎ捨てて一瞥する。
硬直したように固まってた雅紀は、その一言で弾かれるように服を脱ぎ捨てた。
俺の目を見ながら。
目線を逸らさずにそれを見届けると、ベッドに座った。
「来いよ」
足を広げ、床を指差した。
「うん…」
ふらふらと俺の足の間に立つと、腕を引いて床に座らせた。
「…わかるよな…?」
上気した顔で、期待を込めて俺を見上げてる。
これから何が起こるのか、期待してんだろ?
「え…?」
でも、期待通りになんかしてやらない。
…優しく抱いてなんかやらない。
まだなんの変化もない俺を雅紀の手に握らせた。
「しゃぶれ」
耳元で、囁いてやったらぶるりと震えた。
潤んだ目で俺を見上げる。
「智…」
雅紀の股の間のモノが滾ってるのが見えた。
「…まだなんもしてないのに、もう…?」
足で、そいつを触ると、さっきよりもびくっと身体が跳ねた。
「あっ…だってっ…」
「だって?なんだよ」
「だって…」
足の先で柔らかい袋から、固くなってる竿をつつっと辿ると、もうイキそうな顔をした。
「…ずっと…触りたかった…」