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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第6章 ビリジアン withあにゃ


「んっ…ふっ…」

目を閉じると、感覚が鋭くなって。

再び重なった唇がすごく柔らかいのに気付いた。

ずっと触れてみたかった、ツヤツヤぷるぷるの唇が、今、俺に触れてる。

そう思うだけで、理性がぶっ飛びそうになって。

「ふっ…おーちゃ…待って…んんっ…」

慌てて体を離そうとするけど、華奢なくせに意外と力の強いおーちゃんに抑え込まれて、身動きできない。

何度も角度を変えながら、啄むようにキスされて。

熱い舌がザラリと唇をなぞってきて。

反射的に薄く唇を開くと、こじ開けるようにして、おーちゃんの熱い舌が俺の中に入ってきた。

驚いて、思わず引っ込めた舌を追いかけて、絡め取って。

激しく、大胆に。

いつものおーちゃんとは違う強さで、俺の咥内を蹂躙する。

絡め合う舌から。
密着した体から。

おーちゃんの熱が移って、全身を痺れさせる。

頭は、霞がかったようにぼやけてきて。


ぐるぐる考えてたことが、徐々に削ぎ落とされていって。



残ったのは



喜び



ずっと触れてみたかった

触れたくて堪んなかった



あの日の男みたいに

あなたの腕の中に

入ってみたかったんだ






本当の

あなたの中に

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