• テキストサイズ

カラフルⅤ【気象系BL小説】

第5章 濡羽色(ぬればいろ)


だって…これが、俺たちにとって自然なことなんだもん。

手、繋いでるのが、今の俺たちには…

「え…なんかこれがおかしいの…?」

大野さんがそう言うと、ソファに座ってる3人とマネージャーたちが、がくーってした。

「はいはい…わかったわかった…」

潤くんが文庫本をテーブルに置いて立ち上がった。
翔ちゃんも相葉さんも立ち上がった。

俺たちの前まで来ると、がしっと首根っこを掴まれてソファに座らされた。

「え?え?何?」
「で?いつ?」
「何が?」
「いつ、おまえらデキたわけ?」

デキた…?
潤くんの言ってることがさっぱりわからない。

「え?へ?」
「まじで、デキた自覚もないわけ?」

相葉さんも何いってんの?

「何を言ってるの?」
「いや、あんたたちつきあってんでしょ?」

翔ちゃんまで…何いってんの?

「なっ…なんでわかったの!?」

俺の隣で、ものすごい勢いで大野さんが立ち上がった。

「ほえ…?」
「は…恥ずかしいっ…なんでわかっちゃったの!?」

真っ赤になって逃げ出そうとする。
それを相葉さんががっしり捕まえて、またソファに座らせた。

ちょ…待て…

え?




デキたの?

俺たち。

/ 514ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp