第5章 濡羽色(ぬればいろ)
お昼ご飯はお腹いっぱいだったから、夕方くらいに早めの夕飯を作ってもらって。
その間、何をするわけでもなくダラダラと大野さんちで過ごして、その日は帰った。
すごいなんか、休ませてもらったっていうか…
お腹いっぱいご飯食べて、喋ってたからゲームもあんまりしなくて。
ほんとのおやすみをした感じだった。
次の日、大野さんのお誕生日は、仕事終わりに待ち合わせして、お好み焼きを食べに行った。
こんなのでいいの?って聞いたんだけど、本人がいいっていうからさ…
完全個室のいいとこ探し出して、連れて行ったよ。
で、なんかダラダラ喋ってたら遅くなっちゃったから、俺んちが近かったから、大野さんに泊まりに来てもらった。
一宿一飯(一飯どころじゃなかったけど)の恩義を返さなきゃね?
俺んちのベッドはでかいから、そのまんま二人で寝て。
次の日は一緒に出勤することにして、マネージャーにもそう連絡しておいた。
一応ね。
帰りにコンビニで、ちっちゃいケーキがあったから、それ買ってきて、お誕生日おめでとうをやっといたよ。
プレゼントは、いつも俺、相葉さんのと一緒に買うから。
まだなかったけどさ。