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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第1章 バニラ


俺を…気持ちよく…って…

「ん…んっ…いい…ねえ、大野さん、吸って…?」

甘えた声のまま、優しく頭を撫でられる。

「俺も、舐めてあげる…ねえ、なんだったらお口で出してもいいんだよ…?」

お口って…
あ…え…?ニノのお口…

幼い顔のニノが、裸でいやらしい口を開けて俺の前に跪いてる姿が浮かんだ。

「んっ…」

色っぽい悪魔の声が聞こえて、思わずその茎に舌を這わせた。

「あぁ…いい…もっと、裏筋舐めてよ…」

少し腰を引くから、裏筋から先端までねっとりと舐めてやった。

ぶるっとそれが震えた。

「ん…気持ちいい…」

声までちょっと幼い。
なのに…なんでこんな、艶っぽいと思ってしまうんだ。

口に入ってるニノから、特殊な味がした。
これって、あれか…先走りってやつか。

じゅうっと吸ってつばを飲み込むと、もっとニノは悦んだ。

「いい…とってもいい…上手だよ…大野さん」

俺の後ろ頭を支えながら、ニノの腰はゆらゆらと動いてる。
その動きに合わせて、俺も口を動かした。


だんだん、思考が麻痺してきて…

一体俺は、男の…ニノのモノを咥えて何をやってるんだろうって、考えることができなかった。

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