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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第4章 バッカス


がばっと身体を起こすとジーパンを脱ぎ捨てて、布団の中に入っていった。

どうしよ…
どうしたらいいんだろ。

とりあえずもやもやする下半身が堪らなくて。
俺もジーパンを脱ぎ捨てた。

そのまま俺も掛け布団の中に飛び込んだ。

布団の中は翔ちゃんのいい匂いが充満してて。
なんか頭がくらくらした。

大野さんと目が合った。
こんなエロビデオみたいなことしてるのに、すごい真剣な顔してて…

忘れてた…このひと、すごいスケベなんだった…

「ん…?」

翔ちゃんがまた目を覚ましそうだったから、慌てて覆いかぶさった。

「ニノ…?」

寝室には、小さな明かりが灯ってて。
ぼんやりと俺たちの顔を照らしてる。

「翔ちゃん…」
「ん…?」
「俺、勃っちゃった…」
「…え…?」
「今、暖かくしてあげるね」
「…うん…?」

翔ちゃんの頬を手で包むと目を閉じた。
そのまま顔を近づけて、キスをした。

「ん…?んんん…?」

唇は柔らかくて…すんごい気持ちいい。

「もう、とまんねー…」

大野さんのつぶやきが聞こえた。

「あっ…」

翔ちゃんが唇を離した。

「やっ…えっ…?何っ…?」

身体を起こそうとするから、腕を掴んでマットレスに押し付けた。

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