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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第4章 バッカス





「だぁからぁ…なんであんたたちは、平気なのよっ…」

忘れてたけど…

「えー…だって…ねえ?」
「うん…まあ、人のセックスなんか目の前で見たのは初めてだからビビったけど…」
「でも相葉ちゃんかわいかったね!やっぱエロいし!」

この人達、ザルだった…

「エロいぃ!?ただのすけべでしょうがぁっ」
「何そんなに怒ってるの…ニノ…」

あれから2時間ほど、酒を飲んでる。
明け方にはまだ時間があるけど、ほぼ早朝と言っていい時間だ。

俺はもうぐでんぐでんだった。

「あー…嵐のことで知らないことがあったから、ムカついてるんだ?」
「ちーがうって!」
「ニノは嵐が大好きだからなあ…」

赤ワインを傾けながら、翔ちゃんはくすくす笑ってる。

「まあそう落ち込むなって!な!」
「落ち込んでなんかないもんっ!」

大野さんみたいなお気楽じゃないもんっ…

「どーすんだよ…ほも…」
「ホモじゃないだろ…あいつら、バイだろ」
「そうだよね?彼女とかもいるもんね?バイだよね?」
「だぁからぁ…なんでそんな冷静なんだよおお…」

もうなんか宇宙人みたい…この人達…
話が通じなさすぎて、なんか疲れる…

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