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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第4章 バッカス


さんざん相葉さんで笑って、そのままの格好でまた飲みに戻った。

「メイドさん御酌してよ」
「ああん!?」
「メイドさんこっちもこっちも~!」

相変わらずおじさん組は相葉さんをからかってる。

「それにしても似合うね。相葉さん」
「んー…」

潤くんに話しかけたけど、なんだかノッてこない。

「どしたの?」
「んー…」

眠いのかなって思ったけど、なんか違う…

「潤くん…?」

よく見ると、ちょっと目が据わってる。

「…俺ちょっと風呂入ってくる…」
「えっ?」

結構飲んでたから大丈夫かなって思ったんだけど、潤くんはデジカメを持ったままリビングを出ていってしまった。

「あれ…?松潤どうしたの?」
「なんか…風呂はいるって」
「え?もう眠いのかな?」
「どする…?」

家主がもう眠いのなら帰らなきゃいけないけど…

しょうがないから、リビングの片付けを始めた。

「その缶集めてくれる?」
「はいはい」

ビニール袋にゴミをまとめて、キッチンで洗い物をして…

「あれ…?」

気がついたらメイドさんが居なかった。

「相葉さん、着替えに行ったのかな?」
「さあ…?」

まあ、あんな格好じゃ帰れないしね。

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