第4章 バッカス
足元は、腿までのニーハイ。
ワンピースが短いから、絶対領域もしっかりと見えてる。
「…なんかスタイルよくて腹立つ」
「ああん!?」
「相葉ちゃあん!こっち向いて!」
「や、やだ!写真撮らないでっ」
最前列のヲタクは寝転がってるから、スカートの中まで撮れそう…
嫌がる相葉さんは、ふたりを止めようと躍起になってる。
潤くんはひたすらシャッターを切ってた。
「あっ…ちょお!おまえらまでっ!写真撮ってるんじゃねえよっ!」
やっとこっちに気づいたか。
でも残念。
俺が撮ってるのは写真じゃなくって、動画だ。
「やめろってば!」
相葉さんは怒ってふたりの上を飛び越えてきた。
「あっ…相葉ちゃんのパンツ見えた!」
「今日はスカイブルーだ…」
「もおおっ!やめてってばぁあっ!」
そりゃ、そんなことしたら見えるっしょ…
ばかだなあ。
振り返ってヲタクを止めてる相葉さんのケツは丸見えで。
スカイブルーのボクサーパンツがワンピースの裾からチラチラと見えてる。
「メイドさんこっち向いて!」
「目線ここに!」
おじさん組の悪乗りに、ますます相葉さんはヒートアップしていく。
「だぁぁっ!やめろっつってんだろ!」