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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第4章 バッカス


わーわー言いながら結局、最後…

「あ!これで最後だ」
「やった…俺、おーわったっ」

大野さんが最後のカードを並べると、ふにゃふにゃしながら後ろに倒れ込んだ。

「俺ももうカードないよ?」
「俺も」
「私も」
「えっ…」

相葉さんがスペードのクイーンを持ちながら目が点になってる。

「はい、このジョーカー相葉さんのね?」

そういって渡してあげたら、バタンと後ろにひっくり返った。

「なぁんでだよぉっ…!ババ嵐でもないのにいっ」
「ジョーカーの呪いがかかってるとしか思えないな」
「雅紀ぃ…神社にお参りいってないからだろ?」
「ああっ…そうかもしれないっ…」

翔ちゃんはからかったのに、相葉さんが真に受けた。

「もおお!飲んでやるっ…」
「はい、その前に罰ゲームね」
「えっ…」
「罰ゲームってなにか決めたっけ?」
「決めてなかったっけ?」
「何する?」

結局、何がいいか決まらなかったから、適当に紙に書いて相葉さんに選ばせることにした。

みんなでメモ用紙にこそこそ書いて、それを折りたたんでテーブルの上に置いた。

「じゃーどれか一個ね」
「はあい…」

渋々、相葉さんは折ったメモ紙を取った。

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