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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第4章 バッカス


仕事終わりだったこともあって、始まった時間はちょっと遅かった。
疲れてたから、酔いが回るのも全員早いようで。

「あーなんか眠い…」
「もう?大野さぁん…」
「だって…」
「リーダー寝るなら、寝室貸すよ」
「えっ…いいよ。悪いから」

慌ててガシガシと顔を掻き出した。

「あー…それ、おーちゃんだめなやつじゃん…」

相葉さんがクスクス笑ってる。

「ん…うるちゃい…」
「37ちゃい…もうすぐ38か!」

翔ちゃんが混ぜっ返すと、ますます顔を激しく掻く。

「うるちゃいなあ…おまえらだって、いずれなるんだからな!」
「ぶっ…くくく…わかってるよ。でも、俺は一年後に智くんほど老成できないだろうなあ…」
「ろーせーってなに?翔ちゃん」

相葉さんが真顔で聞いてる。
大野さんもキョトンとしてる。

「円熟するとか…そういう意味」
「へえ…」
「アイドルとしては、俺ら嵐も老成してきてんじゃねえの?」

ぶっと全員で笑いだした。

「まだまだ…マッチさんや東山さん見てたら、俺らなんかまだ青二才だよ」
「だよなあ…」

ちらっと大野さんを見たら、訳解んないって顔してる。

「…アオダイショウじゃないからね…?」
「わっ…わかってらぁ!」

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