第2章 アボカド
「んんっ…」
ちょっと抗議するような声が聞こえたけど、指は大野さんの奥深くに潜ってしまった。
「ご、ごめんっ…」
謝ってはみたものの、俺の目は大野さんのお口に釘付けになってて。
小さくて大きく開けらんないはずの口に、相葉さんのが根本まで埋まってて。
なんか…卑猥で…
ズドンと下腹部に熱が降りてきて、一気に元気になってしまった。
「おーちゃんっ…いいんだってそんなことしなくて…」
無理やり相葉さんは大野さんの口から出ていったけど、大野さんはぺろりと口の周りを舌で舐めて、無邪気に笑った。
「だって舐めたいんだもん」
「おーちゃん…」
「だって…嬉しいから…嬉しかったから…だから俺もなんかしたいよ…相葉ちゃん…」
そして俺の顔を見上げた。
「潤…」
吸い寄せられるように大野さんにキスした。
「じゃあ、相葉さんにしてあげて…?」
「うん…」
また大野さんは身体をちょっとずらすと、相葉さんのを持った。
「おーちゃん…」
「動いちゃだめだよ?」
そういって、口を大きく開くと相葉さんのを口の中に収めてしまった。
「んっ…ぁ…」
小さく喘ぐ相葉さんと目が合って。
俺たちの唇も、吸い寄せられるように重なった。