第2章 アボカド
他人のこんなとこ、初めて触った。
「ん…」
横向きに寝てもらって俺は後ろに回って。
そこにローションで濡れた指を触れさせた。
大野さんの正面には相葉さんが座ってて、俺のやることを興味津々で見てる。
「なんか恥ずかしい…」
「でも四つん這いは嫌っていったの、おーちゃんだよ?」
「うう…そんなに見ないで…」
ヌルヌルと襞を撫でてたら鳥肌が立ってきた。
「ね…気持ちいいんでしょ?」
「う…ん…」
小さく頷くと、恥ずかしそうに顔を手で隠した。
「もーやだぁ…」
「ふふ…かわいいな…」
相葉さんが覆ってる手にちゅっとキスすると、大野さんは指の隙間から相葉さんを見上げた。
「相葉ちゃんだってかわいいもん…」
そういってすばやく手を伸ばして、相葉さんを握りしめた。
「あっ…」
「ほら…そんなかわいい声出るじゃん…」
「も、もう…おーちゃんっ…」
焦ってるけど、大野さんの手は動いてて。
だんだん、相葉さんの表情が蕩けだした。
「ん…いい…おーちゃん…」
大野さんの髪を撫でながら、めっちゃ気持ちよさそうにしてる。
それを見ながら、俺はずっと大野さんの後ろのお口を撫でてて、どうしていいんだかよくわかんなくなってた。