• テキストサイズ

カラフルⅤ【気象系BL小説】

第2章 アボカド


「俺たち、経験ないから…その…男同士のセックスってやつ…」
「あ…あぁ…そうだよね…」

握ってた俺を離すと、そろりと起き上がった。
相葉さんの手に持ってるローションを手に取ると、まじまじと見つめた。

「濡れないから…これ使わなきゃいけない…」
「ああ。そうだよね!男って自分で濡れないんだよね?」
「うん…女じゃないし…」

相葉さんが真剣に話を聞いてるのが、なんだかおかしい。
照れまくってる大野さんは、一生懸命喋ろうとするんだけどうまく言葉が出てこないみたいだ。

「だから…あとは、切れるから…これね、使ってね…」
「うん」
「その…解さないといけなくて…」
「どこを?」
「え…え…っと…その、入れる…とこ?」
「ああ!ケツの穴ね!」
「ぶっ…」

あんまりストレートすぎて、ムードもへったくれもなかった。

でも、これが相葉さんだし…
これが俺たちだし。

「もお…相葉ちゃん…」
「ん?え?」
「ぶぶ…」
「え?なに?松潤まで…」
「いーの…ほら、相葉さん。それ、頂戴」
「え?」
「俺がしてもいい?」

大野さんを見ながら言うと、ますます真っ赤になって頷いた。

/ 514ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp