第2章 アボカド
「あ…きもちいい…」
相葉さんと二人で、大野さんの身体にキスしていく。
日焼けで真っ黒になってる腕も、手も。
焼けてない真っ白なお尻にも。
「ほんと、くっきり…」
黒い肌と白い肌の境目を相葉さんが何度もキスしてる。
「くすぐったい…」
「だって、なんかかわいいもん」
「かわいいって…なんだよそれ…」
シーツに頬を付けながら、ふふっと笑う。
「俺、男だよ…」
「わかってるよ」
そっと大野さんのに触れたら、ぴくりと動いた。
「でもかわいい」
「ばか…」
照れながら俺に向かって手を伸ばしてきた。
「わ…」
がしっと俺を掴むと、にやりと笑った。
「潤も、かーわいい…」
「いうな…」
ふたりでくすくす笑いながら手を動かした。
「あー…気持ちいい…」
「ほんと…?」
「うん…」
キスしながら没頭してたら、相葉さんが起き上がって枕元からなにか取った。
ゴムと…ローションかな…
ちょっとどうしようって顔しながら、俺をちらりと見た。
いや、俺も初めてだし…
わかんない。
「ねえ、大野さん」
「ん…?」
「どうやってするのか、俺たちに教えてくれる?」
「え…?」
真っ赤になってしまった。