第2章 アボカド
「ほーんと、松潤ヤキモチ妬きなんだから」
「悪かったな」
ベッドの枕元にそれらのものを置いて、改めて大野さんを挟んでベッドに横になった。
「俺は…すげえ嫉妬深いしめんどくせーんだよっ」
「んふふ…知ってる。そんなの。昔からじゃん」
「ふん…」
大野さんが俺の顔をまじまじと見ると、少し笑った。
「なあんだよぉ…」
「ん…潤、ヤキモチ…妬いてくれたんだ…」
「うん。嫉妬、した」
強引に大野さんの身体を抱き寄せた。
「多分、これからだって…する」
「ふふ…そっか…」
なんか、声が嬉しそうだった。
「うれし…」
ぎゅっと大野さんも俺に抱きついてきた。
「もお…めんどくせーだろ?」
「まあまあ、それも松潤じゃん?」
相葉さんも笑いながら、一緒に抱きついてきた。
「俺だって、しっとするよ?おーちゃん…」
嫉妬って響きが似合わない顔でそんな事を言う。
「でも、今のほうが、大事…」
大野さんの後ろから、頬にキスする。
びくりとまた震えるのが合図になって、俺達は互いの服を脱がせた。
もう、ここまで来たらあまり言葉も要らなくて。
ただここから、みんなで気持ちよくなる作業を、初めてするんだってワクワクと興奮が凄かった。