第2章 アボカド
俺も顔を近づけてニヤリと笑うと、ちゅっとキスをしていった。
ああ…やっぱり相葉さんも一緒だ。
俺と相葉さんの間にも、”好き”が生まれてた。
「そんなおまえが好きだよ」
「俺も」
「あ、いけず。ちゃんと言えよな」
「はいはい…相葉さん、好きっす」
「もお~…」
またちゅっとキスして、にっこり笑った。
「これからも、よろしくね?」
「こちらこそ…」
俺もちゅっとキスした。
「好きだよ」
「う、うん…」
自分から言い出したくせに照れまくって…
二人で笑い合いながら、大野さんの顔を見た。
なんだか嬉しそうに俺たちのこと、見てた。
その顔を見たら、もうなんの心配もいらないんじゃないかって思えた。
「おーちゃん、好き…」
「大野さん、好きだよ…」
ふたりでほっぺやら唇やらにキスしながら、手を動かした。
「ん…うれし、い…」
喘ぎながらも、ちゃんと俺たちに言葉を伝えてくれて。
それから、俺と相葉さんにかわりばんこにキスしてくれた。
「俺、嬉しい…」
相葉さんの手についてたヌルヌルが俺の手を濡らしてく。
「あ…あ…も、だめ…」
「いいよ…」
「おーちゃん…」
相葉さんが大野さんの唇にかぶり付いた瞬間、俺達の手の中に大野さんは弾けた。