第2章 アボカド
頬がピンク色に染まって。
半開きの唇に、トロンと潤んだ目。
「うわ…」
すんげ…かわいい…
思わずちゅっと頬にキスすると、ますます真っ赤になって目を逸らした。
「あ、ずるーい!松潤」
相葉さんも体をちょっとだけ離して、ちゅっと大野さんのほっぺたにキスした。
「…くすぐったい…」
「んふ…」
「ふふふふ…」
しばらくそうやって抱き合ってたら、大野さんがもぞっと動いた。
「あのさ…えと…」
「ん?」
「付き合うって…その…」
もじもじしながら、俺と相葉さんの顔を交互に見てる。
「3人で…?」
と、俺の顔を見た。
「うん」
「えっ…」
そのまま、相葉さんの顔を見た。
「うん」
「ええっ…」
びっくりしてまた固まった。
「ぶぶぶ…」
「や、わ、笑い事じゃ…」
「だってさあ…もう、いいじゃん?ここまで来たらさ」
「そ。そ。俺も松潤もおーちゃんが好きで…えっと、おーちゃんはまだそこまでじゃないと思うけどさ。で、俺も松潤もお互いのこと大事だなって思ってるし…」
「だったら、3人で付き合っちゃえばいいじゃん?」
「な…なんつー…」
そのまま絶句してたけど、また俺と相葉さんの顔をみて、噴き出した。