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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第2章 アボカド


頬がピンク色に染まって。
半開きの唇に、トロンと潤んだ目。

「うわ…」

すんげ…かわいい…

思わずちゅっと頬にキスすると、ますます真っ赤になって目を逸らした。

「あ、ずるーい!松潤」

相葉さんも体をちょっとだけ離して、ちゅっと大野さんのほっぺたにキスした。

「…くすぐったい…」
「んふ…」
「ふふふふ…」

しばらくそうやって抱き合ってたら、大野さんがもぞっと動いた。

「あのさ…えと…」
「ん?」
「付き合うって…その…」

もじもじしながら、俺と相葉さんの顔を交互に見てる。

「3人で…?」

と、俺の顔を見た。

「うん」
「えっ…」

そのまま、相葉さんの顔を見た。

「うん」
「ええっ…」

びっくりしてまた固まった。

「ぶぶぶ…」
「や、わ、笑い事じゃ…」
「だってさあ…もう、いいじゃん?ここまで来たらさ」
「そ。そ。俺も松潤もおーちゃんが好きで…えっと、おーちゃんはまだそこまでじゃないと思うけどさ。で、俺も松潤もお互いのこと大事だなって思ってるし…」
「だったら、3人で付き合っちゃえばいいじゃん?」
「な…なんつー…」

そのまま絶句してたけど、また俺と相葉さんの顔をみて、噴き出した。

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