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せんせい
第8章 8
「わかりません。」
「何で?友達でしょ?」
彼女は隣の席の机の上に座って膝の上で頬杖をついた。
「何にも知らないわけ無いじゃん。隠してないで教えてよ」
彼女を無視して、鞄から筆記具と教科書を取り出す。
「ねえ?」
はあ。しつこい人。
馴れ馴れしいし。
私、貴女の名前も知らないんだけど。
「ねえってば!」
乱暴に腕を掴まれた。
教室の中にいる人たち全員が私たちを見てきた。
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