第6章 6
「ぅぐっ……っ?!」
無理矢理口の中に挿入れられたことで、苦しくてえずいてしまった。
そんなことに構うことなく、雄也は腰を揺らし始めた。
ぅぅ…。
くるし…。
鼻孔を掠めてくるオス特有のにおい。
そして、喉奥に感じる圧迫感。
くるし…っ!
も、限界…。
そう思った直後──。
雄也が私の頭を押さえて、口内に射精してきた。
「ぅぐぐっ…っ!」
不意に雄也を力いっぱい押し飛ばした。
その時、思わず口内の液体を飲み込んでしまった。
「ぅえっ!」
何この味っ!
においも最悪っ!
喉を押さえて吐き出そうとする。
そんな私を、雄也が全身を揺らして笑って見ていた。