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せんせい
第1章 1
「おい、ちょっと来い」
「………はい」
昼休みに入ってすぐ。
いつもの呼びだし。
もう、何回目だろう?
「お前、いつになったら雄也と別れるんだよ?」
「………」
「なんとか言えよ、ブスッ!」
髪を掴まれ、体育館の外壁に顔を押し付けられる。
じゃりっと顔が擦れる音が鼓膜を刺激する。
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