第2章 吉原
『ここが吉原。 』
莉奈は、吉原の綺麗さに見とれていた
綺麗に咲く花、綺麗にされている建物
地獄に来たのではなく天国に来たようだった
男「綺麗だろ、あの桜は本当に綺麗に咲いてくれている」
『… 』
莉奈は少し緊張し始めてきた
ここで仕事を、男と偽りの恋愛をする
男「ここが、君の家だよ、つまりここで働くってことだ」
『ここで、… 』
男「まぁ、中に入ろうか」
男は莉奈の背中を押しながら赤い建物の中へ入っていく
?「あら、いらっしゃい。その子が新人ね」
『はじめまして 』
美「私はココの建物の管理人みたいなものよ、名前は宮川 美奈子。よろしくね」
『私は花園 莉奈…です 』
莉奈と一緒にいた男はいつの間にか消えていた
美奈子と言う女は多分50歳を過ぎたくらいの女の人だろう。顔には少しシワがある
『私は、これからどうすれば 』
美「アナタはまだ男を相手にしちゃダメ、吉原の事をしっかりと知ってもらわなきゃダメよ」
『はぃ 』
美「ついてらっしゃい」
莉奈は美奈子の背中を追う
美奈子は外に出た
莉奈に日傘を貸した
美「花魁になるなら日焼けはダメよ」
『はい 』
日傘をさすと薄いピンク色で花柄がある日傘だった女の子らしくて可愛い
美「今から話すことはしっかりと覚えてよ」
『わかりました 』
美奈子から吉原のルールを教わる