第3章 花魁
美「ほらほら!始まるよ、吉原の夜が!」
美奈子の大声と同時に女達は所定の位置に向かう
莉奈は個室で指名を待つ。
花魁になった莉奈は綺麗になっていた
化粧も丁寧、着物も前よりも豪華になっていた
簪も高級そうなものだった
美「莉奈指名入ったよ、いつも通りで接してね」
『はい 』
美奈子は莉奈の事を人一倍心配しているようにも見えた。男は部屋へすぐに来た
客は侍…だろう
腰に刀を持っていた
『ご指名感謝致します 』
莉奈はひざまずき、深々と頭を下げた
男「お前さんは今日から花魁になったようだな」
『はい 』
男「俺たちの村で噂になっていた、美少女の花魁がいるとな。気になって今日は来たんだ」
『嬉しい限りで御座います。楽しい夜にしましょう 』
莉奈はそう言うとあまり笑わないはずがニコリと微笑んだ。男にお酒を注ぎ、男が誘うのを待つ。
『もっと注ぎましょうか? 』
男「これ以上飲んじゃつまらねぇ…布団に入るか」
『わかりました 』
男は莉奈を押し倒してる体制になっている
莉奈は男が続きをするのを静かに待つ
男の唇が近づく。
『んぅっ… 』
男は唇を食べるようにキスしてくる
こんなのは初めてだった
莉奈は少し驚きながらも喘いだ
『ぁっ// 』
男「今まで聞いた喘ぎ声の中で一番可愛いな」
そう言ってくれると莉奈は嬉しくなった
この男が抱いた女の中で私が一番良かったって意味なのだろうと思ったからだ。
『んぅっ…ふぁ//// 』
男「感じやすいのか?」
この男は言葉責めが多いのだろう
耳元で男の人特徴の低い声で囁いてくる
元々言葉責めには弱い為いつもより感じてしまう。これは、作りじゃない…本当に感じてしまう程だった
少し悔しかったが、そのまま快感に溺れていく莉奈。
『もっと…してぇ//// 』
男「当たり前だ…」
この夜はずっと甘い…甘い夜になったそうで…