第12章 ???
「俺はソラみたいに怠け者じゃない、プリンセス達を連れてくる」
「ああ、期待しているぞリク」
闇の力で道を開き部屋を去ったリクにマレフィセントは不敵な笑みを浮かべてぼろぼろに裂かれた枕を見つめた
「さて…後はノラか」
ノラという少女はきっとアグラバーでみた少女のことだろう
闇の力を扱う彼女をどう取り込むかマレフィセントは悩んでいた
私の計画を聞けば協力してくれる…闇の世界を共に創世するとこを
何故なら彼女は闇の王なのだ…
計画に賛成してくれるだろう…通常はそうなるはずなのに
彼女はこの計画を阻む存在になると警告をつげる何かがいる…
誰だ?
私の中の闇か?
それとも…昔の記憶による人格の意志なのか?
記憶を掘り返すとズキリと強い痛みを伴う
あの娘をみてから記憶を思い出さなくてはいけない葛藤に見舞われる
あの娘は闇の王…それだけではない感情
「一体あの娘は何者だ」